ぼくのラ・リーガ・ライフ

面白いと思った、ラ・リーガに関する小ネタを、忘れないようにまとめていきます。

YouTube人気ランキング 2020年スペインのサッカー界は1位バルサ、2位レアル・マドリー 4位はなんとマジョルカ!

スポーツクラブのSNSに関するデータを発表する「Deportes&Finanzas」が、スペインのサッカークラブの、2020年のYouTube人気ランキング(高評価、低評価、コメント、再生回数の合計を計算)ベスト10を発表した。

 

結果は、

1位 バルセロナ 2億6300万

2位 レアル・マドリー 6330万

3位 ベティス 1320万

4位 マジョルカ 894万

5位 セビージャ 718万

6位 レアル・ソシエダ 582万

7位 アスレティック・ビルバオ 464万

8位 アトレティコ・デ・マドリー 365万

9位 ビジャレアル 314万

10位 バレンシア 220万

となった。

バルセロナは文字通り桁違い・・・)

 

特筆すべきは、4位のマジョルカ。19-20シーズンで2部へ降格になったにもかかわらず、かなりの上位にランクしており、マジョルカの現地紙「Diario de Mallorca」も「マジョルカ、インターネットの世界ではチャンピオンズリーグ進出」ということで記事を投稿。

 

www.diariodemallorca.es

 

記事の中で、特にYouTubeのランキングでマジョルカが躍進した理由として、久保建英の存在を挙げている。久保のトレーニング風景等の様々な映像をスペイン語と日本語の両方で提供するという取り組みが、人気の背景にあり、特に昨シーズンリーグ中断が再開された昨年5月ごろから視聴回数が増加することにつながった、と分析している。

 


エイバル–レアル・マジョルカ戦の後、話をするタケと乾選手

 

チームの密着動画をSNSで公開するクラブチームは数多くあるが、海外のチームで日本人をここまで特集して公開したのはおそらくマジョルカが初めてだろう。外国語を日常的に使う機会が少ない日本人サッカーファンにはとてもありがたく、新鮮なプロジェクトだったように思う。

ちなみにブンデスリーガ公式チャンネルも、日本人選手に特化した動画を定期的に公開しており、クオリティも高い。

 


Japanese Lesson with Makoto Hasebe & Timothy Chandler - Repeat After Me Challenge

(チャンドラーの日本語かわいい)

 

日本人選手が所属するクラブもこのような取り組みを積極的に行うことで、ファン層の拡大が見込める。そのためにはそのリーグの外国語やその土地の文化に成熟した人材が必要になる。「Diario de Mallorca」によると、今回の久保の動画作成には、長らくマジョルカ番記者として活動してきた、島田徹氏がかかわっていたという。そのような人材を増やしていくことも、日本のサッカーファンのすそ野拡大のために重要な要素ではないだろうか。

 

このブログも、競技視点だけではないサッカーの情報や魅力を、これからも日本語で伝えていきたい。