ぼくのラ・リーガ・ライフ

面白いと思った、ラ・リーガに関する小ネタを、忘れないようにまとめていきます。

20-21ラ・リーガ・サンタンデール クラブマスコットまとめ①

昨年11月、プレミアリーグアーセナルは、コロナウイルス感染症流行に伴うクラブの財政難により、27年間マスコットを務めてきたGunnersaurus(及びその中に入っていた人)を解雇したというショッキングな発表をしました(その後エジルの給与肩代わり申し出などにより最終的には復職)。

 

 

このニュースは瞬く間に世界中を駆け巡り、世界中のサッカーファンに衝撃を与えました。アーセナルファンではない私も、このニュースを聞いたときは胸が痛みました。

 

ガナザウルスはアーセナルというビッグクラブのマスコットであるため、知名度は日本でも高いと思います。ただ、全てのマスコットが世界的に知られているわけではありません。私は、この記事を書くまでラ・リーガのマスコットで知っているのは2体くらいだけでした。

 

そこで、実は、ガナザウルスみたいな面白エピソードを持つマスコットがラ・リーガにもいるのではないか!?と思い、今回、20-21シーズンラ・リーガサンタンデールに所属する20チームのマスコットを調べてみました。

 

マスコットの語源はフランス語のMascotteですが、その意味は、「幸運をもたらすもの」という意味です。今や各チームのSNSでも大活躍し、チームの注目度を上げ、各チームに幸運(スペイン語でsuerte)をもたらしているラ・リーガのマスコットたちを見ていきましょう。

※19-20シーズンのリーグ戦結果順に掲載

 

 

レアル・マドリー

→なし

バルセロナ

→なし

 

いきなり人気2チームが「なし」!ラ・リーガの2強には現在マスコットがいません。クラブのファン層拡大や知名度UPに貢献するマスコットが存在せずとも、この2チームの人気が抜群なのは、やはりその強さ故でしょうか。

 

しかし、実はバルセロナは1999年、クラブの創立100周年を記念するマスコットが作成されていました。それが、こちらの「Clam」。

 

 

バルセロナの情報をまとめたサイト「foro azulgrana/blaugrana」によると、バルセロナ出身の漫画家、マックスことフランセスク・カプデビラがデザインしたもので、名前は、スポーツ紙「ムンド・デポルティーボ」、「スポルト」とカタルーニャの子供向け番組「クルブ・スーペル3」での人気投票で決められたそうです。ただ、この100周年記念のキャンペーンの期間限定のマスコットみたいです。

 

foroazulgranablaugrana.blogspot.com

目玉おやじみたい・・・なかなかインパクトのあるキャラです。

 

 レアル・マドリーには、現時点でマスコットは存在しません。

ちなみに、マドリーに「幸運をもたらすもの」といえば、重要な試合でクラブが移動のフライトのパイロットに指名してきたファン・マヌエル・ボネドさんが頭に思い浮かびます。CL決勝等の大事な試合で指名されてきたようですが、現在も指名されているのかは不明です。

 

web.ultra-soccer.jp

 

 

 

 ③アトレティコ・マドリー

→Indi(インディ)

 

 

エンブレムの左上に描かれている熊がモチーフです。クラブの愛称が、かつて南米選手とたくさん契約していたことから「Los Indios(インディアン)」というものであるため、そこからとってインディ。

 

アメリカツアーでニューヨークを訪れたインディ。ちょっと場違いな感じが面白いです。


Indi visitó las calles de Nueva York

 

 

 

2017年ごろまでは若干眠そうな顔でしたが、2018年ごろから突然ぱっちりお目目のイケメンになりました。

 

↓かつてのインディ(これはこれでかわいいですね)

 

 

 

④セビージャ

→なし?

 

アンダルシア州の強豪も今現在、マスコットがいないようです。ただ、いないとも言い切れない状況になっています・・・。

 

実は、2019年7月に、クラブはオフィシャルHP上で、新しいマスコットを決めるコンクールを開催する!と発表していたのです。

www.sevillafc.es

ファンからマスコット案を募集し、19-20シーズンからの新しいマスコットを決めるという発表をクラブがしています。ただ、私が調べる限り、クラブの公式HPの中ではその後どうなったかの発表はされていませんでした(もし発見した方は教えてください・・・)。

 

ただ、スペインのスポーツ情報を扱うサイト「ELDesmarque」は、「クラブの公式HP上で、応募されたマスコットの中から選ばれた候補28体が発表された」と2019年8月に報道していました。

 

eldesmarque.com

 

スペイン紙「as」でも同様に28体に候補は絞られたという記事を出しているので、ここまでは確かなようなのですが、この後、結局どのマスコットが選ばれたのかは、見つけることができませんでした・・・(すみません)。

 

ちなみに、このコンクールが開催されるまでは、「Locco」というマスコットが存在していたようです。

 

 

 また、セビージャのマスコットといえば、昨年、冒頭のガナザウルスの獲得を突然発表する謎ツイートをして少し話題になっていました。

 

 

 

 セビージャはなかなか謎が多いチームです。

 

 

 

ビジャレアル

→Groguet(グロゲ)

 

 

Groguetは、ビジャレアルが本拠地を置くバレンシアで話されるバレンシア語で「黄色」の意味で、ビジャレアルやサポーターの総称にもなっています。頭が水色の潜水艦になっていて、なかなか奇抜な発想で生み出されたマスコットです。

ちなみに頭が潜水艦になっているのは、

チームカラーが黄色→ビートルズの曲にちなんでチームの愛称が「イエローサブマリーン」になる→潜水艦(サブマリン)

という流れからです。

 

↓子どものサッカー大会に参加するグロゲ。キレキレのダンスを披露しています。


¡Primeros campeones del Torneo 3x3 Groguet!

 

 

 

20チーム中5チームをまとめました。

 

現時点で5チーム中2チームしか確実なマスコットはない模様・・・

しかもそのうち1体は潜水艦・・・

目玉おやじみたいなヤツも昔いた・・・

ラ・リーガはなかなかマスコットについて寛容なリーグのようです。

 

残りのチームのマスコットたちはどんなヤツらなのか?また投稿します!