ぼくのラ・リーガ・ライフ

面白いと思った、ラ・リーガに関する小ネタを、忘れないようにまとめていきます。

20-21ラ・リーガ・サンタンデール クラブマスコットまとめ③

昨シーズンのラ・リーガサンタンデールで11位から16位だったチームのクラブマスコットを紹介していきます!

 

1位から5位(レアル・マドリーバルセロナアトレティコ・マドリー、セビージャ、ビジャレアル)、6位から10位(レアル・ソシエダグラナダ、ヘタフェ、バレンシアオサスナ)のマスコットは前回と前々回の記事でまとめました。

 

 

juninhokun.hateblo.jp

 

 

juninhokun.hateblo.jp

 

では11位のチームから見ていきましょう!

 

 

アスレティック・ビルバオ

→Harrotxu

 

 

アスレティック・ビルバオの愛称は、Leones(レオネス。ライオンたち)ですが、これは、かつてビルバオの聖マメス(サン・マメスですね)という聖人をライオンが守護していたことからつけられたものです。そこから、マスコットもライオンになりました。

 

このHarrotxu、クラブの子供向けのグッズに多く使われています。

 

闘志あふれるサッカーをするチームとは思えない可愛さ・・・

 

公式HPでもグッズを販売しています。
boutique.athletic-club.eus

 

 

 

⑫レバンテ

→Blau(ブラウ)、Grana(グラナ)

 

 

男の子がブラウ、女の子がグラナです。レバンテのクラブ創設時にグラウンドの近くにたくさんカエルがいたことから、チームはGranotas(バレンシア語でカエル)と呼ばれています。そこからマスコットもカエルになっています。

 

男の子のマスコットだけでなく女の子のマスコットがいることはラ・リーガでは珍しいですが、「マルカ」によると、クラブのマーケティング責任者のハビエルさんは、「女子サッカーが急激に成長しているが、レバンテは長い間女子サッカーにも力をかけてきたクラブで、女性たちに向けたメッセージとして女の子のマスコットを作った。サッカー界における女性の権利を主張するのはとても良いことだった」と語っていたそうです。女子サッカーに対するクラブの思いが伝わってきます。

 

www.marca.com

 

また、バレンシア語でブラウは青、グラナはえんじという意味です。チームカラーを表していますね。そして彼らの色が体の途中で徐々に淡くなっているのは、現代的なタッチを表現するためだそうです。

 

さらに、「graffica」によると、マスコットをデザインしたマルセルさんが2人の性格について、「ブラウは強い気持ちの持ち主。努力家で、挑戦的で、性格が良く、夢を見がち。グラナは賢い女の子。洞察力があり、現実的で、頭が良い。彼らは普段の生活でもサッカーをプレイしているときもこんな性格です」と語ったとのこと。

二人は対照的な性格なんですね。情熱のブラウと冷静のグラナって感じでしょうか。

 

graffica.info

 

ブラウとグラナが質問に答える動画です。中の人しゃべっていいんですね。しゃべるマスコットって、初めて見たかもしれない・・・。


YOTU | Blau & Grana #1909MAG

 

 

 

バジャドリー

→Pepe Zorillo(ペペ・ソリージョ)

 

 

オオカミのマスコットです。わりと王道の動物マスコットですね。実は昔は違う顔で、2019年にイメチェンしました。

 

↓イメチェンする前のソリージョくん

 

↓イメチェン後のデビューは、病院で子どもたちの前で行われました。


El nuevo Pepe Zorrillo visita la planta infantil del Río Hortega

 

バジャドリーの公式HPによると、ソリージョは陽気でいたずら好きなキツネで、クラブのマスコットになるまではクラブが大好きなのでいつもスタジアムの周りをうろついていたそうです。時代物の服を着て、バジャドリーの剣と盾を持ち、紫と白のマントをつけているとのことです(剣士なんでしょうか?)。

www.realvalladolid.es

ソリージョ(Zorrillo)のzorroはスペイン語でキツネという意味ですね(かいけつゾロリの「ゾロ」ですね)。

 

ちなみに、ソリージョくんがクラブマスコットのなったのは2009年で、それまではPucelo(プセロ)くんという町のシンボルの塔をイメージしたキャラクターが活躍していました。

 

 

しかし、1998年からマスコットを10年務めたプセロくんは、体に衰えを感じ、自分から引退することを申し出て、次のマスコットに交代することになったそうです(バジャドリー公式HPより)。

 

www.realvalladolid.es

 

プセロくんのような奇抜なマスコットはスペインらしくていいですね。

 

 

 

⑭エイバル

→なし

 

エイバルにはマスコットがいません。

ある意味チームのマスコットになっているといえるのは、乾選手でしょう。

 

↓2016年に奥さんと息子が見に来た試合でゴールした時の特集


El Día Después (11/01/2016): La Familia Inui en Eibar

 

↓2019年にアラベスからエイバルに復帰した時のスペイン語での挨拶


EIBAR | Presentación Takashi Inui 2022

 

1つ目の動画では取材は日本語オンリーということでネタにされていましたが、今ならスペイン語でも大丈夫ですね!

 

武藤選手の活躍にも期待です。

 

 

 

ベティス

→Palmerín(パルメリン)

 

 

 

クラブの創設100周年を記念して2007年に誕生したパルメリンくん。ホームスタジアムのベニート・ビジャマリンがある地域に「Avenida de la Palmera(ヤシの木通り)」という大通りがあり、その「Palmera」から名付けられました。

ヤシの木のマスコットって、これまた斬新でスペインらしいですね。

 

↓試合前に、ファンたちを強制的にハグして回るパルメリンの動画。かわいい顔してやることは結構強烈ですね。


¿Cómo se vive el Real Betis - Real Madrid siendo Palmerín?

 

なんとこのパルメリン、現在日本を旅しているそうで、来てほしいとTwitterでつぶやくと、やってきてくれるかもしれないそうです!

 

jp.realbetisbalompie.es

ベティスの日本公式アカウントをフォローした状態で、Twitterで「パルメリンに来てほしい!」という内容をつぶやくと、DMで詳細の連絡が来て、パルメリンの人形を送り届けてくれるかもしれないそうです!そして一緒に写真を撮れるという企画です。

 

 

 

まだパルメリンが「訪れた県」にも「誘われた県」にもなっていない都道府県に住んでいる方はチャンスですね・・・。僕が住んでいる群馬県もまだのようなので、パルメリンを誘ってみようと思います笑

 

 

 以上、5チームのマスコットをまとめました。塔やらヤシの木やら、なかなか奇抜なマスコットがいて面白いです。

日本でも、普段サッカーに興味のない人も食いつくような、これくらい意味不明なマスコットがもっと増えていったらもっとサッカーの輪が広がっていくんじゃないかな、と思います。

 

次回は、昨シーズン16位、17位の2チームと、2部から昇格した3チームのマスコットをまとめます!ではまた!