ぼくのラ・リーガ・ライフ

面白いと思った、ラ・リーガに関する小ネタを、忘れないようにまとめていきます。

1/28(木)ラ・リーガ 気になる小ネタ(「エルチェ、ホームスタジアムで献血を実施へ」など)

久保建英選手のヘタフェでのインタビューが公開されましたね。「なぜそんなに落ち着いた話し方をするのか?」「テレビゲームは好きか?」など、ちょっと変な質問が多くて面白かったです。

 

スペイン語版。かっこいいですね。

 

↓日本語版。本当に落ち着いていて、丁寧に喋りますね。

 

僕は最初スペイン語版を見てから、「日本のファンのためだけにチームの裏話とか面白いこと話したのかな」と期待して日本語版を見たら、スペイン語版と全く同じ内容を喋っていて、ちょっとがっかりしました。ヘタフェ公式HPに音源が掲載されていてそれも確認したんですが、スペイン語で質問に答えた後に、すぐに日本語で同じ内容を喋るというセルフ通訳みたいなことをしていたようです。

 

 

それでは、1/28(木)のラ・リーガ各クラブの気になったニュース、小ネタです。

 

 

 

ビジャレアル、捨てられた犬たちの引き取り手を募集するパレードに協力

 

捨てられた犬を保護するバレンシアの非営利組織であるAUPA(Adopta Un Perro Abandonado)があさって30日に、17回目となる、捨てられた犬たちのパレードのイベントを行います。このパレードは、犬たちの引き取り手を募集するために毎年行われてきましたが、今年は新型コロナウイルス感染症流行の影響で、SNSフェイスブックとインスタグラム)での中継スタイルで行われるとのことです。

 

 

ビジャレアルは、ここ数年、アカデミーがこの活動に参加してきました。アカデミーに所属する子どもたちが犬たちと一緒にパレードを行い、動物保護という社会活動を学ぶ良い機会となっていました。

今年はSNSでの中継というスタイルでの開催のため、クラブが参加するかについては不明ですが、開催の宣伝をツイッター、クラブ公式HPで行っています。

 

 ↓2018年12月開催時の様子


Desfile AUPA en el Bioparc - 16 diciembre

 

↓2019年12月開催時の様子


Los infantiles, en el desfile de AUPA

 

ビジャレアルの選手たちは子どものころから、このように社会問題にかかわる機会を与えています。日本のJリーグも、「シャレン!」というホームタウン活動を行っていますが、その活動に、トップチームの選手たちだけでなく、ユースやジュニアユース、スクールの子供たちももっとかかわるようになると、社会にもらたされるものやこの活動から得られるものの幅がもっと広がるのでは、と感じました。

 

◆エルチェ ホームスタジアムで献血を実施へ

 

29日金曜日、エルチェのホームスタジアム、マルティネス・バレロ献血の会場として使われます。

これは、バレンシア州の輸血センターであるCentro de Transfusión de la Comunidad Valencianaが開催する献血です。エルチェはバレンシア州に本拠地を置くチームなので、スタジアムを開催場所として貸し出すようです。スタジアムで献血とは、ちょっと新鮮ですね。

 

↓2017年に行われた時の様子。ユニフォームが飾ってある中で献血しているのは不思議な感じですね。

 

 

↓2019年4月にも行われました。その時の参加を呼び掛ける動画です。ゴンサロ・ベルドゥ、エドガル・バディアたちがメッセージを送っています。


Elche CF Dona Vida

 

 

ちなみに、2019年の時は、参加した人に試合のチケット2枚が配られたそうです。チームがポジティブにこの活動に参加しているのが素晴らしいですね。

 

カディスのレジェンド、マヒコ・ゴンサレスの名言

 

カディスOBで元エルサルバドル代表のマヒコ・ゴンサレス。トリッキーなプレーで70~80年代にかけて大活躍し、あのマラドーナも実力を認めていた選手でした。

 

 


Jorge González, El Mágico [Goals & Skills]

 

マラドーナマヒコ・ゴンサレスについて以前紹介した記事

 

juninhokun.hateblo.jp

 

そのマヒコ・ゴンサレスの名言をカディスがツイートしており、そのマヒコの思いに個人的にビビッときたので紹介します。

 

 

「私はいつも、誰も踏みつけずに幸せになることにこだわってきた」

 

僕はリアルタイムのマヒコ・ゴンサレスのプレーを見ていませんが、YouTubeで見て、衝撃を受けました。次元が違う。だれも止められない。トリッキーな技で観客を魅了するタイプで、小さいころに憧れたロナウジーニョを思い出しました。みているだけで、みんなが幸せになれるような感じ。次はどんなプレーをしてくれるのかな?とわくわくする感じ。

 

マヒコ・ゴンサレスが言った言葉はこういう意味なんじゃないでしょうか。

例えば試合に勝った時。どうしても負けたほうは悔しい気持ち、極端な時は、踏みつけられた、というネガティブな気持ちになることがあると思います。ただ、マヒコ・ゴンサレスのプレーは、やられてもそれは相手がうますぎるから、素晴らしいから、と認めることができるプレーです。だれも踏みつけない。ただ、みんなでマヒコすげーと拍手を送ってみんながハッピーになる。そんな場面をマヒコはずっと目指していたんじゃないか。

そこにこだわって、勝ち負けだけじゃなくて、自分のプレーでみんなを幸せにしたいという気持ちがあったからマヒコ・ゴンサレスはここまで素晴らしい選手になったんだと思います。

 

攻守の切り替えが早く、試合中に選手に与えられる時間とスペースが一昔前に比べて極端に減り、少しでも無駄な(ゴールを早く奪う、ということのみが目的だと考えた場合に無駄な)プレーをしたものなら、すぐにゴールを奪われ、あるいはすぐにネット上でたたかれる現代サッカーでは、ファンタジスタと呼ばれる、多少フィジカル面に難があっても、高度な技術、ボールタッチでスタジアムを沸かせることが魅力である選手たちが活躍しづらい時代になりました。

サッカーが技術点ではなく得点で競うスポーツである以上、相手より強いフィジカルを持ち、早くボールを奪え!早くゴールを決めろ!曲芸なんてしている時間はない!とスピードと強さを重視することは確かに大事なんですが、個人的には、それ、ここで必要ある?というものでも、子どもたちが真似したくなるようなトリックを試合中に選手が披露して、それに対してみんなで拍手する、許容する、楽しむ、というサッカーの一面も好きです。そのために、マヒコのようなプレーをする選手も個性として認め、育てる指導者やファンが今の日本にも増えるといいな、と思っています。

とにかく戦術が大事、プレッシングが大事、結果が大事という現代サッカーについてマヒコはどう思っているのでしょうか。

 

 

最後は少し長くなってしまいましたが、、、笑

以上、1/28(木)の気になるニュース、小ネタでした。ではまた!