ぼくのラ・リーガ・ライフ

面白いと思った、ラ・リーガに関する小ネタを、忘れないようにまとめていきます。

1/29(金)ラ・リーガ 気になる小ネタ(「ウエスカ、バジャドリー戦のキャプテンマークのデザインを「メガネ」にする」など)

Hola!1月最後の週末ですね。早いですね。

1/29(金)のラ・リーガ各クラブの気になったニュース、小ネタをまとめていきます。

 

ウエスカバジャドリー戦のキャプテンマークのデザインを「メガネ」にする

 

29日、ホセ・ソリージャ(バジャドリーのホームスタジアム)でラ・リーガ第21節バジャドリーウエスカの1戦が行われます。

 

ウエスカは、アウェー戦ではいつも相手クラブに対する敬意を表現したデザインのキャプテンマークをつけることで知られています。そして今回のバジャドリー戦のデザインは、なんとメガネ!

 

 

ウエスカのファンクラブ「Fieles Siempre Fan Club」のHPによると、このメガネは、バジャドリーの元監督で、今月15日に亡くなったビセンテ・カンタトーレさんに敬意を表したものだそうです。

 

 

ビセンテ・カンタトーレさんは、1935年生まれ、アルゼンチン出身で、選手時代はMFとしてアルゼンチンやチリのクラブでプレーしました。引退後は監督となり、バジャドリーを80年代~90年代にかけて指揮し、88-89シーズンのコパデルレイで準優勝、それによりかつてUEFAによって開催されていたカップウィナーズカップへの出場権の獲得、96-96シーズンにはリーグでチームを7位と導きUEFAカップ出場権獲得など、輝かしい実績を残しました。彼のトレードマークがサングラスであったため、今回のキャプテンマークはメガネ(正確にはサングラスですね)となったそうです。

 

バジャドリーが15日に公開したビセンテ・カンタトーレさんに向けた動画。選手たちから慕われる監督でした。


Homenaje del Real Valladolid a Don Vicente Cantatore

 

ウエスカの、バジャドリービセンテ・カンタトーレさんをリスペクトする気持ちが、世界中に伝わるといいですね。

 

ちなみに、バジャドリー戦のキャプテンマークのデザインの候補は実はあと2つあったそうです。

①本棚に本が並べてある様子(バジャドリーは小説家のミゲル・デリーベスやホームスタジアムの名前にもなっている詩人のホセ・ソリーリャなど、スペイン文学に多大な貢献をした人物たちの出身地であるため)

クジャクの羽の柄(町の名所である「カンポグランデ」という公園にクジャクが放し飼いされていることが有名であるため)

の2つも候補だったそうです。

 

カンポグランデクジャク。普通に公園を歩いてます。


Pavo Real. Campo Grande ( Valladolid )

 

ウエスカのファンクラブ「Fieles Siempre Fan Club」のHP。採用されなかった2つのデザインも見れます。

fanclub.sdhuesca.es

 

日本時間5時キックオフの試合。試合内容だけじゃなく、キャプテンマークも要チェックです!

 

 

グラナダで起きた地震に対する応援メッセージを送ったクラブたち

 

昨年12月から今月にかけて、スペイン南部のアンダルシア州グラナダでは数百回に渡り地震が続いています。23日にはマグニチュード4.4の地震(ここ10年で最大の大きさ)が発生しました。

 


GRANADA: registrado un TERREMOTO de magnitud 4,4 con epicentro en la localidad de SANTA FE I RTVE

 

スペインでは地震が起きることが少ないため、地震対策は日本などに比べて十分にはできていないようです。家にひびが入る家や煙突が落ちる家もあったそうで、心配です。

 

そんな中、この地震についてのメッセージを発信したラ・リーガのクラブがあったので紹介します。

 

カディス

要約:グラナダで大きなマグニチュード地震の発生が続いています。タシタ(本来は「小さなカップ」という意味ですが、この文では白い建物が光ってみえるカディスの町のことを意味します)から、事態が深刻にならず大変な状態が早く終わることを祈って、グラナダの人たちへ、エールを送ります。がんばって!

 

・セルタ

要約:セルタから、次の対戦相手であるグラナダ(2/1に対戦予定)と、ここ最近の地震の被害を受けたすべてのグラナダの人たちへ、エールを送ります。がんばって!すぐにいつもの暮らしに戻ると信じています。

 

チームの間で励ましあう文化が素敵ですね。

 

また、グラナダは、地震発生時の注意点についてのツイートをしました。

 

メディアだけでなく、(特にスペインでは)社会の中で非常に影響力のある、サッカーチームが情報発信することで、地震による被害が少しでも小さくなるといいなと思います。

 

 

 

オサスナのホームスタジアム、エル・サダールの外側にクラブのエンブレムを取り付ける工事が完了

 

もともと外側には特にデザインがなくシンプルな見た目だったエル・サダール。

 

今回、クラブのエンブレムをつける工事が行われました。

 

↓うっすらエンブレムの骨組みが見えます。

 

↓完成まであと少しの状態。

 

↓工事が進む様子です。

 

無事キレイに取り付けられてよかったですね。

「noticias de Navarra」によると、クラブのショップの真上に取り付けられたエンブレムは、SNS上でファンたちが発信していた要望に応えたものだそうです。

ちなみに、コロナウイルスの影響で工事の終了が予定よりも遅れ、費用も当初の計画の1600万ユーロから追加で500万ユーロがかかってしまったとのことです。

 

www.noticiasdenavarra.com

 

 

ビジャレアルが手術のための金額調達に協力した心臓病の女の子、手術が無事成功

 

ビリャレアルで生まれた、心臓病を抱えた14ヵ月の女の子、ゾエちゃんはアメリカのボストンで手術を受けるために172000ユーロの資金が必要でしたが、ビジャレアルの呼びかけ等により目標金額の調達ができ、1月27日に手術を行うことになった、ということを以前このブログ内で紹介していました。

 

 

juninhokun.hateblo.jp

 

そして、28日、クラブはゾエちゃんの手術が無事終了したことを発表しました!!よかったあああ!!!

 

 

手術は10時間もの間続いたそうですが、無事終了した、とゾエちゃんの家族からクラブに連絡があったそうです。

ビジャレアルが女の子の命を救った、といもいえる話だと思います。ナイスですね。そして、ボストンで手術をしたお医者さんもナイスです。

これからも、今回のようにサッカーの力で人の命が救われる、そんなことが世界中でたくさん起こったらいいですね。

 

このブログも、基本的には僕が好きで書いているものですが、ラ・リーガ好きの方に喜んでもらえたらいいな、とも思って書いてます。これからもラ・リーガの面白い情報を伝えていこうと思っていますので、よろしくお願いします。

 

 

以上、1/29(金)の気になったニュース、小ネタでした。ではまた!Adiós!