ぼくのラ・リーガ・ライフ

面白いと思った、ラ・リーガに関する小ネタを、忘れないようにまとめていきます。

2/4 世界対がんデー ラ・リーガのクラブからのメッセージ

毎年2月4日は、がんへの意識向上、予防、検出、治療への取組を促すために定められた記念日である、世界対がんデー(スペイン語ではDia Mundial Contra El Cancer)です。

ラ・リーガ各クラブは、この記念日である昨日、がんの啓発のための様々な投稿を行いました。その中で、ツイッターで投稿されたものについて、紹介します。

 

各クラブが投稿の中でメインで使っている「色」(がんキャンペーンでは、色一つ一つに意味があります)ごとに分けてみていきます。

 

〇ピンク

ピンクリボンは、乳がんについての啓発キャンペーンのシンボルです。

 

◆エルチェ

「毎日戦う全ての人へ

この病気を研究するすべての人へ

一緒に闘おう」

ピンクのリボンの絵を投稿したエルチェは、GK用のピンクのユニフォームを20%値引きするというキャンペーンを行いました。

 

レアル・ソシエダ

レアル・ソシエダは世界対がんデーのキャンペーンに参加します。

この病気と闘う全ての人へ、がんばろう」

大きなピンクリボンの画像を投稿しました。

 

バレンシア

「毎日闘う人たちへ

絶対にあきらめない人たちへ

一緒に打ち勝とう」

ユニフォームの胸の部分にピンクのリボンがついた写真を掲載しました。

 

また、YouTubeでは、がんと闘病中のバレンシアのファンであるカルロスくんが、憧れの選手であるガヤとテレビ電話をする様子が公開されました。


CARLOS CUMPLE SU SUEÑO Y CONOCE A GAYÀ

 

病気と闘う子どもたちの夢をかなえてあげることは、彼らに生きる力を与えるものだと思います。各クラブが、サッカーの力を使って救える命はたくさんあるんじゃないかと思います。

 

 

〇紫

紫のリボンは膵臓がんについての啓発のシンボルです。

 

◆セルタ

「患者、家族、友人、医療の専門家、研究者…がんと闘う全てのひとへ、感謝、そしてがんばろう。

一緒に闘おう」

ガリシア語で投稿しました。

 

ベティス

「この戦いはみんなの戦いだ」

「がんへの戦いに向け結束しよう」

 

オサスナ

「病気に直面するすべての人へ、その家族たちへ、そして毎日闘う医療関係者へ」

 

 

◆ヘタフェ

ヘタフェが運営する財団である、「Fundacion Getafe CF」の投稿をリツイートしました。

「がんとの闘いは、みんなが一緒に闘う試合だ

勝つぞ!」

ハッシュタグには「BeStrong」というものもついています。

 

グラナダ

「一緒に闘おう」

ハッシュタグ「EternaLucha(永遠の闘い)」というのものをつけました。

 

 

◆エイバル

「この病気の前では、みんなが一つのチームです。がんばるぞ!」とスペイン語バスク語で投稿しました。

画像も2つの言語を使って投稿しました。

 

 

〇その他

カディス

 

カディスは、5色のリボンの絵を投稿しました。

また、クラブのモットーである「戦いは交渉できるものではない(La lucha no se negocia)」をもじって「がんとの闘いは交渉できないものです(la lucha contra el cancer NO SE NEGOCIA)」と投稿しました。

 

ちなみに、水色は前立腺がん、オレンジは白血病、黄色は膀胱がん、肉腫の啓発のシンボルです。

 

アラベス

がんについての啓蒙活動をしている「aecc」の活動を紹介する投稿をしました。

 

 

ビジャレアル

ビジャレアルも、「aecc」のキャンペーンを紹介する投稿をしました。

 

ウエスカ

「闘う全ての人へ。

予防と研究に光を当てないわけにはいかないから。

この試合には勝たないといけないから!」

ウエスカはエンブレムに緑のリボンを付けた画像を投稿して、ツイッターのアイコンにしました。

緑のリボンは、腎臓がんについての啓発のシンボルです。

 

 ◆イニエスタ

 

最後に、ラ・リーガのクラブではないですが、元バルサということで、ヴィッセル神戸に所属するイニエスタの投稿を紹介します。

 

 

「がんと闘う全ての人にエールを送ります。毎日、応援しています」

背番号8がリボンになっている・・・素敵なアイデアですね。

 

以上、ラ・リーガ各クラブの投稿を見てきました。

 

世界対がんデーは、世界中同じ、2月4日に定められた記念日です。スペインではサッカー界全体が、当たり前のようにがんという問題にむきあっている、皆で考えているという事実から、日本に住む僕たちは学べることがあるのではと思います。

Jリーグのクラブもこのような発信をするようになって、日本のファンががんに限らず医療問題等様々な社会問題に向き合う、そんなきっかけ作りをしてほしいなと思いました。

 

ではまた。アディオス!