ぼくのラ・リーガ・ライフ

面白いと思った、ラ・リーガに関する小ネタを、忘れないようにまとめていきます。

本当はいいヤツ?最近絶好調なラウル・ガルシア

4日に行われた国王杯準々決勝ベティスアスレティック・ビルバオの一戦。

 

試合は後半39分にベティスがファンミのゴールで先制し、そのまま逃げ切るかと思われましたが、後半49分にアスレティック・ビルバオのラウル・ガルシアが起死回生の同点ゴールをヘディングで決め、延長戦に持ち込みます。

 

その後延長戦でも決着がつかず、PK戦の結果アスレティック・ビルバオが準決勝進出を決めました。

 


HIGHLIGHTS I Real Betis 1-1 Athletic Club* I 1/4 final Copa I LABURPENA I RESUMEN

 

この試合でビルバオを救ったラウル・ガルシアですが、最近ピッチ内で絶好調です。 

 

マルセリーノ監督が1月にビルバオの監督に就任してからの8試合で、6ゴール1アシストとハイペースでゴールに絡んでいます。

ちなみに2021年のゴール数は、

レバンドフスキ→7

クリスティアーノ・ロナウド、メッシ→6

ホーランド→5

だそうで、2021年はロナウドとメッシ並みにゴールを決めていることがわかります。

 

 

さらにピッチ外の振る舞いについても最近スペイン国内で評価されています。

 

基本的には、試合中は激しく、相手にとって嫌なプレーをすることで知られ、演技で相手にカードを出させようとする選手だとも言われることのあるルイス・ガルシア

 

セルヒオ・ラモスとよくやりあうことで知られています。


El Día Después (04/12/2017): Ramos y Raúl García, la historia de siempre


SERGIO RAMOS VS RAUL GARCIA (Un clásico)

 

しかし、最近の試合後の行動には称賛が集まっています。

国王杯準々決勝ベティス戦の試合後は、ビルバオの他の選手たちが集まって喜び合う中、ラウル・ガルシアだけは真っ先に敗れたベティスの選手たちのもとへ行き、健闘をたたえていました。

 

また、1月28日に行われた国王杯4回戦、CDアルコヤーノ戦後の行動も話題です。

ビルバオセグンダB(3部)のCDアルコヤーノと対戦し、1-2で勝利しました。試合後、ラウル・ガルシアはアルコヤーノのたくさんの選手たちからユニフォームをほしい、とねだられたのですが、その時は2枚しかなかったそう。

すると後日、アルコヤーノの選手のもとに、ラウル・ガルシアの名前と背番号付きのユニフォームが20着、届いたのです!

 

アルコヤーノのFWフリアン・セルダ・ビセンテツイッタールイス・ガルシアに対して感謝の気持ちを表しました。

フリアンは、ルイス・ガルシアについて、「サッカー選手はピッチ内ではその時々に求められる役割を演じるもので、その人の本当の姿はピッチの外でわかるものだ。彼は本当に素晴らしい。試合後彼は僕たちとロッカールームで少し話し、寄り添ってくれて、選手ひとりひとりの健闘をたたえてくれた。そんなことは選手全員がしてくれることじゃないだろう」というコメントをつけた、お礼の文章を投稿しました。

 

アルコヤーノ戦も、ベティス戦も、相手をリスペクトする行動をとっていたんですね。試合の中では激しいプレーの印象が強い選手ですが、フリアン曰く、本当の彼は人格者のようです。

 

 国王杯準決勝の相手はレバンテに決まったビルバオルイス・ガルシアは、ピッチ内、ピッチ外ともに「絶好調」を維持できるのでしょうか。